こんにちは、編集者ダミダです!
私が大好きな美術館のひとつ、原美術館で素敵な展覧会が開催中。
リー・キット「僕らはもっと繊細だった。」
Lee Kit ‘We used to be more sensitive’
ということで、さっそく紹介させて頂きます!
残り少ない時間ですが、少しでも多くの方に訪れて頂きたい美術館です!!
リー・キットについて
香港出身で台北を拠点に世界各国で活動しているアーティスト。
絵画と既製品を合わせた作品や、絵画に映像を重ねるインスタレーションなどの表現を用い、
現在アジアのアートシーンにおいて注目を集めるアーティストのひとり。
ところで、
現代アートにおいてよく出てくるインスタレーションって何なんだ?
という方も多いかと思いますが、インスタレーションというのは…
《取り付け、設置の意》
現代美術の手法の一。作品を単体としてではなく、展示する環境と有機的に関連づけることによって構想し、その総体を一つの芸術的空間として呈示すること。また、その空間。
出展)小学館デジタル大辞泉より
つまりその作品のある空間を上手く自分の作品に取り入れたアートということなんですね。
もちろんリー・キットが空間を表現に取り入れることを得意とすることもありますが、
この原美術館はなんといっても美術館自体がすごく素敵なんです!
原美術館について
原美術館は1979年というまだ現代アートが今ほど世の中に浸透していない時代に、
当時日本では希少な現代美術館専門館として開館。
もともとは、実業家原邦蔵氏の邸宅として戦前の1938年に建てられた洋風建築で、
周辺はいまだに閑静な住宅街となっています。
設計したのは銀座和光などの設計で知られる渡辺仁。
企画展示作品以外には、奈良美智《My Drawing Room》などの現代アートを常設展示。
なお、分館として群馬県の伊香保グリーン牧場内に別館「ハラミュージアムアーク」があります。
僕らはもっと繊細だった。展について
この展覧会はその空間演出、つまりインスタレーションが見所なのですが、
リー・キットはその制作にあったって約10日間ほど毎日6~7時間もかけて美術館に滞在し、
館内を歩いて周り空間と対峙したそうです。
照明類をほとんど使わず、彼の表現方法としてはおなじみのプロジェクターの明かりと、
館内に差し込む自然光でその空間を表現しているので、
美術館の持つ空気感を最大限活かしながら、うつろい往く情景を表現しています。
いつまででもこの空間に居たいと思わせるような不思議な時間が流れています。
リー・キット「僕らはもっと繊細だった。」
会期:2018年9月16日(日)~12月24日(月・祝)
会場:原美術館
時間:11:00-17:00(最終入場時間16:30)
※祝日を除く水曜は20:00まで
休館:月曜(12月24日は開館)
料金:一般1100円、大高生700円、小中生500円
www.haramuseum.or.jp/
そして、原美術館を訪れたら、もうひとつ絶対にオススメしたいことがあります!
ミュージアムカフェでのランチ
ミュージアムカフェ「カフェ・ダール」は絶対におすすめポイント!(※レストランのみ利用は不可)
中庭に面した部分にはテラス席もあるので、秋のこの時期にはテラスでランチもオススメです。
落ち着いた優雅な雰囲気もさることながら、料理のクオリティも高いんです!
おそらくランチを目当てに美術館に来ているのでは?という御仁もちらほら。
この日はチャンリが本日おすすめパスタを、
ダミダが小海老とイカ、ブロッコリーのワインリゾットを頂きました。
また私たちはチャレンジしてませんが、土日祝のみ数量限定で、ガーデンバスケットが楽しめます!
こちらは二人用のバスケットで、いろいろな食材や料理を少しづつ楽しめて、
さらにボトルワインが付いてくるというメニューなんです!
もちろん、カフェメニューも充実しておりますので、
午後のひと時にティータイムをという楽しみ方もできます!
カフェ ダール
電話:03-5423-1609
営業時間、休みなどは美術館開館と同じ
コメント
[…] 東京品川の原美術館についてはこちらの記事に企画展レポートを載せています。 […]