開催期間じゃなくても楽しめる!「大地の芸術祭の里」越後妻有の魅力とは

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新潟

こんにちは!旅行雑誌の営業ウーマン、チャンリです。

私の地元、新潟では3年に1度、世界最大級のアートフェスティバル「大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ」が開催されています。2018年の夏に第7回トリエンナーレは終了してしまいましたが、会期じゃなくてもアートが楽しめるのが越後妻有。

今回はそんな越後妻有の魅力をご紹介します。

「大地の芸術祭の里」越後妻有

新潟県十日町市と津南町からなる越後妻有。実は越後妻有という地名があるわけではなく、古くからこの辺りを「妻有郷」と呼んでいたことにちなんでいるそうです。東京から車で約3時間のこの地域はとにかく自然が豊かな地域!

日本一の大河、信濃川に始まり、日本三大渓谷「清津峡」や日本三大薬湯「松之山温泉」があるなど、大地の恵みには事欠きません。日本有数の豪雪地帯で、魚沼産こしひかりの産地でもあります。

「人間は地域に内包される」を理念に約760平方メートルの(東京23区とほぼ同じ!)広大な土地を美術館に見立てて開催される大地の芸術祭。

この、これでもか!というほどの自然とアートの融合を気軽に楽しめるのが越後妻有最大の魅力なんです!

まずはキナーレに来なーれ!

越後妻有に来たら何はともあれ「キナーレ」(越後妻有里山現代美術館)へ。トリエンナーレ開催中はスタートゲートとしても活躍する美術館です。

打ちっ放しコンクリートとガラスが印象的な正方形の建物の中心にはポッカリと穴が空いていて、大きな「池」が。2018年トリエンナーレでは、レアンドロ・エルリッヒがこのを「池」を使った新作alimpsest: 空の池」を発表しました。レアンドロの作品には錯覚を利用したものが多く、鑑賞する行為自体が作品の一部になる体験型現代アートです。

金沢21世紀美術館のプールといえば、ピンとくる方も多いのではないでしょうか?キナーレの2 階に登って「池」を覗くと、レアンドロお得意の錯覚の魔法にかけられることができます!

キナーレ内にはもう一つのレアンドロ・エルリッヒの作品「トンネル」のほかに、教科書で一度は見たことがある「火焔型土器」など、面白い展示がたくさんあります。2階にはレストラン「越後しなのがわバル」があり、日本酒やコシヒカリを堪能することもできるので、コンパクトに越後妻有を楽しめる場所でもあります。

一期一会のアートとの出会い

越後妻有には多くの作品が恒久展示として大自然の中に展示してあります。越後妻有の自然にインスピレーションを受けたアーティスト達が作った作品達は、天気や時間によって色んな表情を見せてくれます。

オラフ・ニコライの「昼の光ににじむ灯」を見たときは、日が沈むにつれて三色の光が浮かんでくる様子を1時間くらい眺めてしまいました…。

自然と融合した「大地の芸術祭」だからこそ、その日・その時間だけのアート作品に出合うことができます。同じ作品の違う表情が見たくなったり、自分が行った時には公開されていなかった気になる作品が気になったり…自然の中を車で走っていると突然現れる越後妻有のアート作品たちに出合う度にまるで宝さがしをしているようにワクワクしてしまいます!

そんなお気に入りのお宝達や周辺の観光についてもご紹介したいのですが、長くなってしまいそうなので、それはまた別の機会に。

公開中の作品は時期によって変わるので、お出かけ前の公式サイトチェックは必須ですよ!http://www.echigo-tsumari.jp/